2015年03月21日

大阪維新「都構想」の資料掲載について

 都構想って何?
 そう思ってホームページを開けてみたら、重すぎてなかなか開かず…。
 あのホームページってみんなちゃんと開くんだろうか。
 ちなみに大阪維新の会作成ホームページ(大阪都構想 二重行政をなくす、豊かな大阪をつくる)
 http://oneosaka.jp/tokoso/
 さて、都構想って何、と思って説明を開けてみたのだが、なんか出だしから変な説明が図付きであったので詳しく見てみようと思った。
 ちなみに先に書いておくと、橋下徹が大阪府知事に就任したのが2008年(平成20年)、大阪市長に就任したのが2012年(平成24年)。

「大阪の現状、知ってほしいこと」と題されたページより。(クリックすると拡大します)
「01 生活保護率ワースト一位」
都構想1.png
 生活保護費の受給、大阪市が他と比べて増加している理由は、大阪市なら簡単に認定がおりるから他の自治体が行けといっているせいもあった。ソースはNHKが取材したものだったと思う。そしてもう一つの理由は、大阪の西成区を支えていた公共事業などの仕事が極端に減少し、大阪府が雇っていた非正規職員が大量に解雇されたせいもあると想う。私自身過去の記事で今から非正規で切られようとしている人は結局生活保護者になるだけじゃないのと書いた覚えがある(現在理由があって非表示にしてある)。
 2008年(平成20年)、橋下氏の就任とほぼ同時にスタートした緊縮財政のあおりが如実に出ていると考えてよかろうと思う。(詳細は後で)
 この折れ線グラフがなぜかバブル真っ只中の昭和60年を基準とし、なぜか途中まで当たり前の下げ率な気がするのだけど、そのことは後に譲るとして次に続くものを見てみると、

「02 こんなに低い世帯収入」
都構想2.png

 世帯収入が平成20年のものを使用しているのだけれど、このグラフの元になる統計、今年のが既に出ているので差し替えてほしいかも。
 生活保護費のグラフを見るとだいたい平成20年は大阪市が他の都市の2.5倍ぐらいなので、別に200万以下が他の自治体の2.6倍です!と書く必要もないとは思うのだが。(当然の結果だよね)

「03 会社が逃げていく大阪」
都構想3.png

 そもそも上の生活保護費もなんですが、なぜバブル全盛期の昭和60年と比較するのかと。
 そりゃ、バブル全盛期から比較したらこうなりますよね。
 まさか「錬金術」をねらっているわけじゃありませんよね。
 若い人は確かにひっかかるかもしれない。
 ちなみにバブル崩壊は平成3年と言われている。参考までに。
 それで、ここに一つ問題があるのですが、事業所が現象したからといって、「逃げた」とは限らないんですよね。倒産したということも多いかと。ここに資料が事業所とあるので、「企業」ではありません。「会社」というのは普通「企業」だと思うんだけど。この資料の基になっている事業所というのは支店とか、おばさん一人で営業してた服屋さんとかも含まれるんですよね。支店の採算が合わないので閉店する、おばさんがもうからなくなったので閉店する、そういうこと。
 タイトル間違えてますよ。
 大阪市内の店舗のシャッター率が上がったのも、実は過去の記事で書いたかと思うが、この橋下さんの就任した後からで、全国がリーマンショック後に減少率が4%改善しているのに対し大阪はなぜか回復せずに横ばい。 
 しかもこの03のグラフは謎で、01の生活保護費、02の世帯収入のは大都市と比較しているのにこのグラフは全国と比較してること。そりゃ、リーマンショックの後に他の大都市圏は疲弊する地方と違って事業所減少率がより改善している可能性がありますから、全国と比較しなきゃいけないってことでしょう。
 
「04 とまらない経済低迷」
都構想4.png

 これも平成13年から比較している意味がよくわからない。
 むしろいるのはここでしょ。
都構想4-2.png
 全国が上昇しているのに、リーマンショック後大阪はGDPは上がってない。

 この4つの資料の問題点は、
1、基礎となる資料の年がばらばら
2、バブル全盛期から比較している
3、リーマンショックの説明がない
4、橋下氏の府知事・市長就任による緊縮財政の時期と関連を記していない。
5、GDPや世帯収入に関し、経済回復の兆しを見せた24年以降の資料を採用していない。(大阪の経済が全く停滞しているような印象を与える。デフレマインド助長の目的でも?)
 
 恣意的で信用性に欠けるこの資料を参考にすると、一番上の資料が如実に記しているように、大阪は意味不明にデフレから抜け出していないということじゃないかと思うのですが。これは生活保護費受給の基準がさして厳しくなってないというのもあるのでしょうが、それに加えてアベノミクス効果が何も出ていないという可能性もあるのでは。(ていうか、国政からしたらこんな変な資料載せるなって感じ。)
 まあね、大阪だけが未だにあの民主党がやってた「仕訳」というデフレ助長政策を府知事と市長が一緒になってやっているのだから。公務員の給料を減らし、公務員の給料を減らすということは中小企業の給与にも少なからず影響するというのはおわかりかと思うし、当然府全体の自治体に交付する金や公共事業、その他の経費をがつがつと減らして行けば、そこから受注していた企業の収入もがつがつと減り、減れば給与も減り(当然公務員も含む)、給与が減れば金も使われない、金が使われないと小売店がまず打撃を受けて事業主が減り、・・・つまりデフレですな。
 
 恣意的で信用性に欠ける資料だが、大阪維新が大阪に何をもたらしたのかが見える。そしてもしかしたらアベノミクスの効果が一番反映していない残念な自治体かもしれない。効果が反映されないだけではなく、さらにもしかしたら地方交付金2000億円以上をぶんどる、国に一番迷惑をかけている自治体かもしれない。(大阪府は記債許可団体に転落してるらしいし。)

 どちらにせよ大阪維新さんはこの恣意的な資料を作り直して新しいの出さないと、ぱっと見に若者は騙せても、ちょっと資料見る習慣のある人は騙せませんよ。
 平成27年3月現在のものにしないと。
 統一できないなら自分で調査して信用に値するものを提出するべきですね。

 この変な説明ページに関する続き、次回。
posted by きよら at 23:36| 橋下徹政界引退記念

2015年03月18日

橋下維新の民営化にびっくりするの件

 なんか久しぶりにパソコン立ち上げたらいろんなとこ見てしまって時間切れになってしまいそう。

 この間ネットうろうろしてたら「石原慎太郎が橋下徹のことを批判している」というのを見かけた。原発問題であっさり党が割れて、結局衆議院選の前に分裂し、結とくっついちゃったとかいう。
 私はあのいわゆる、橋下徹が太陽の党のおいしいとこだけいただいて、利用できなさそうになったら決裂し、他に乗り換えるというのは今まで何度も見てきたから石原氏の時もそうなると思っていて、なんでそれなのによりにもよってあれと組むかな、と思ってました。
 美辞麗句にのせられちゃうんだよね、たぶん。
 で、いい気にさせて丸め込んで、おいしいとこだけいただいて、さよならしてしまう。
 まあ今更だけど最初から見てみよう。
@第一次安倍内閣で安倍晋三首相が退陣の時に入院したときの橋下氏の発言。
「子供がおなかが痛くなって学校休むって言ってるのと同じ。」(関西夕方のワイドショー)
 ↓
A大阪自民党から知事立候補の話があり、橋下氏立候補。言葉は忘れたが安倍氏を擁護。
 ↓
B民主党が力をつけるや否や、民主党と、民主党から出馬の大阪市長平松氏にすりより。
 ↓
C民主党の人気がなくなるや否や、民主と袂を分かち、旧自民党系の府議会議員を巻き込んで大阪維新の会創設。(このBとCの時系列は怪しい。BかCで難癖つけて自民と別れたのは確か。)
 ↓
D都構想を言い出すや否や、平松市長を罵倒。市長選に立候補。
 ↓
E都構想実現のため国政政党の必要性を言いだし、維新の党設立。太陽の党石原氏にすりより、合併。共同代表に。
 ↓
F衆院選にあたって原発問題で亀裂が生じ石原氏と袂をわかち、結の党と合併。江田氏と共同代表に。
 ↓
next! 参院選にあたって〇〇で亀裂が生じ、江田氏と決裂。△△と合併。●●と共同代表に。

 石原さん、例外なんてありませんよ、橋下さんに。二度あることは三度あるなんてかわいいものじゃないし、自分だけは違うなんてことはありません。参院選が終わったらきっと今度は安倍総理に近づいて@あたりにステージアップして戻るんじゃないかしら。「いやいや、連立を組むなら村山さんの時と同じように僕を総理にしてください」かな。「形だけで構わないんです」こんな感じかな。

 でも私今日はそんなことを書くためにここ開けたわけではなく、この間NHK見たらなんか変なことが起こってるのを知ってちらっと書いてみようと思って開けたのでした。
 変なことが何かというと「大阪市音楽団」のことが描かれていて、最初ぼーっと見てたんだけど、なんか「民営化」とか。
 は?
 大阪市音楽団の歴史についてはぜひ、wikipedia等で調べていただきたい。
 そこを見たら右派の人はおわかりかと思うが、前回橋下氏は左派だと私は書いたけど、この人は間違いなく右派ではないと思う。
 
 しかし楽団の民営化って何だろう。
 こういうのはだいたいは市民の皆様に安価で質の高い音楽を提供し、さらに市の大きな行事にあたって颯爽と腕を
 民営化?
 なんかなんで民営化するのかさっぱりわからないんだけど。
 で、楽団経営に携わる人がいて奔走してんだよね。
 最後楽団が観客の皆様にサービスして握手会。
 手を差し出し・・・その手や腕にはちゃんと保険かかってんの?
 まあ楽団にかかわらず、ミュージシャンたちにはスポンサーがいて、そういうスポンサーで成り立って演奏会を開き、日本を回り、世界を回り
 市営の楽団を民営化?
 ナンダソリャ
 ギャグか?
 
 そこで私はつらつらと橋下徹という人がなぜ民営化民営化と言うのかと考え始めた。(いやもっと早くから考えていたけど話の流れとしてこう持って行く方が書きやすいし・・・)
 小泉純一郎の真似なんだよね。
 日本郵政民営化の。
 「小泉の改革に力を。」
 改革改革言うのも彼の真似だと思うけど。
 まあ一番うけた総理は真似しておくに限るわ。
 小泉首相も当時、このままでは将来の子供たちに膨大な借金を残すことになるので切り離すべきは切り離しうんたらかんたらいってた、確かに。
 借金を減らすため。
 ただ、小泉首相の郵政民営化というのは、多くの人たちを露頭に迷わす危険を生むなんてことはせず、一応郵便事業に保険・貯金事業をつけて民営化に踏み切らせた。要するにスポンサーをつけて切り離したということなんだ。
 この行動に踏み切ったのはもう一つ、日本の他の流通業が成熟していて、たとえ郵便会社が台無しになっても大和さんと佐川さんがなんとかしてくれるという保険があった。加えてコンビニやネット事業等との協力で生き残りをかけて開拓ができないわけでもない。
 これが小泉首相の郵政民営化。
 私は反対だったけどね。これやると地方局がすたれた時に翌日しか来てくれない宅配屋さんとかを頼りにしなけりゃいけない地域もあったわけよ。まあ小泉さんの改革って基本地方無視だったような覚えがあるけど。(もう忘れちゃった。)
 
 それで橋下さんに戻ると、この人の民営化は小泉さんの表面だけ真似て本当に無節操極まりない。とにかくなんでも民営化。保育園も幼稚園も民営化、掃除事業も地下鉄参入も民営化、学校の先生も民営化。
 いろいろと説明するの面倒なんだけど、アレモコレモ民営化しちゃって、それ海外資本にとられたらどうするの。例えば中国とか。
 社員が職を失わずに済むならたとえ外国資本でも売りましょうっていうのが企業の考え方よ。
 でも公共性の高いものというのは日本という国で確保しておかないと、日本の法律が行き届かない危険性が出てくるんじゃないの?
 市営地下鉄も切り離しましょうって話が浮いていたようだけど、あれ身売りしたら大阪大都心は全部その上にあるのでどっかが買い取って、運賃を恣意的に引き上げたらとか、止めたらとか、考えたりしないのかしら。他の地上を走る鉄道会社とは違うし、中心部はどことも競合してないんだよね、大阪の場合。御堂筋線、堺筋線、谷町線、中央線の上を走るのは経営母体が同じの大阪市営バスだけだし。
 まあ過激派を引き込むのも経営者によっては可能になるって話だよね。
 本当にするのかしら、地下鉄民営化。
 日本って本当に平和ボケしてるかもとは思います、たしかに。
 で、保育園とか幼稚園を民営化してしまうと、景気回復したら引き上げるんだよね、保育料を。全員で結託してあげればいいんじゃん。日本人だけならそうでもないかもだけど外国人が経営に入るとどうなるかもわからないしさ、民営化ってことは企業が経営してもいいってことでしょう。そうするとお金のない家庭は保育園や幼稚園いけなくなっちゃう。いけなくなったら困るから自治体が補助する。いくつかだけに限定すると不公平になるから全体に補助金を出すようになる。
 かえってお金かかることにはならないかな。
 どうでしょうね。
 なんか日本を守るのに武力の話ばっかりしてるけど、そういう外国からの参入の仕方も十分可能性としてはあるんだよね。
 考えなくていいのかしら。
 余談だけどこの民営化の話、「たかじんのそこまで言って委員会」で多くのパネラーが賛成にしてて、三宅久之がなくなり、もうダメだあと思って長く見てないけどまだやってんのかしら。たかじんも亡くなったことだし、お友達かばって素っ頓狂なこというならもうやめればいいのに。
 まあテレビに出ている弁護士や文化人っていうのは無能な奴が多いと思ったという主旨の発言をしていたのはこの番組に出ていた茶髪の風雲児時代の橋下徹の言葉だけど・・・(その時、自分は入ってないの?と思ったものだった。)

 まあ大阪市音楽団が外国人経営になるとは考え難いけど。

 おや、時間がなくなった。
 都構想の二重行政解消ってのもわけがわからないんだよね。
 そもそも二重にしないと手が回らないから二重にしてたんじゃないの?
 不景気で人が足りてたけど動きだしたらそうはいかないんじゃないかしら。
 編成地図みたら富裕区域とそうでない区域をあえて混ぜ混ぜにした区割りになってたから、彼なりの共産主義的発想なんですかね。
 ほら、貧乏なところにお金がまわるし、学校も統廃合が進むし、豊かな家の地域の学校なんてのがなくなって授業を受ける生徒の層が偏らず、大人も行事や地域のこと、お役所もみんなで仲良くっていう。平等。でも生活保護者は西成とかが多いんだから、あの辺の区役所は残さないとダメだよね。かなりの人数が並んで役場の人もたいへんみたいだし、商業地域と並ばせたら業務が回らなくなるよ。

 しかし病院や学校が二重(この場合は高校?)だというけど、一体化したら病院つぶすのかい。
 多くの施設つぶすんですかい。
 景気回復したら人もものも動くのでつぶさない方がいいとは思うんですけど。
 この場合は病院ではなく、体育館や図書館ね。動けば金が落ちる、お金が回る。
 つぶすの?
 もしかしてこれも民営化? 本借りるのにお金がいるとか。
 橋下さんにとって知の財産ってなんなんでしょうね。文楽の支援金打ち切りの時も思ったけど。
 まあ心豊かであれば、7回も裏切りのメロディは流れないか。
 あ、次、江田さんですから。
 例外なんてないみたいですよ、この人の場合。
posted by きよら at 23:24| 橋下徹政界引退記念

2015年02月28日

橋下徹は本当に保守か

 橋下徹は本当に保守なんだろうか。
 私は保守ではないと思う。
 君が代斉唱も国旗掲揚も中学校給食も校庭の芝生化も、東京で既にされていたことを真似ているだけ。
 ただ一つ真似忘れているのが伝統文化の保護。
 学校で積極的に歌舞伎や能を学び一年に一度は見にいく東京の中学校に対し、橋下徹は文楽を罵倒したあげく、補助金を打ち切った。
 はっきりいう。
 保守はこんなことしない。
 文楽とは、文化財保護法に基づく重要無形文化財であり、ユネスコの無形文化財にも指定されている。
 国が認めただけではなく世界が認めた人類の宝である。価値がわからないという理由で保護しないのでは、タ〇バンやISとなんら変わらない。
 無形文化財とは、国や人々の歩んできた足跡そのものであり、それを否定するような輩は保守ではない。
 また、一番大きくこの男が保守ではないと思うのが、公務員いじめ。
 ちなみに公務員叩きというのはどこから上がったかというと、マスコミから始まった。
 ああいうのは突然始まったように見えて、やはり理由がある。
 一番ひどいと思ったのは、今はなきTBSのブロードキャスター、さらに報道ステーションだったかと思う。
 他は見ていないからわからない。
 その直前にこんな裁判の判決があった。
 「東京都管理職国籍条項訴訟」
 東京都の在日韓国人二世が管理職試験を受けようとすると国籍条項を理由に拒否されたというもの。
 1996年東京地裁の判決の後に、執拗なほどの教師・警察官等への叩きが起こった。
 偶然と言われたらそれまでかもしれないが、実際起こったのだから仕方がない。
 さらに2005年最高裁判決後にはこの公務員叩きが国家公務員に及んだ。特に民主党が政界で力を持ち始め、第一次安倍政権になるや、厚生労働省や国土交通省から不祥事が怒涛のように流れ始めた。
 民主党のバックにどんな組織があるかご存じの方は多いと思う。
 故に管理職の国籍条項訴訟ばかりがきっかけではないだろうが、関係ないとは言い切れないのではないだろうか。
 国家公務員とは、国の根幹を支える人たちである。
 地方公務員とは、地方の根幹を支える人たちである。
 それでなくても同じ学歴の人たちと比して、給与が低い。
 国や地方の根幹を支えるがゆえに、やりがいもあり、給与がある程度低くても志望者はある。
 国がつぶれない以上仕事は続くので不況時は安定職としてよけいに叩きの対象となったが、景気が回復したらそうとは言えなくなる。
 国家公務員法と地方公務員法の縛りの中で働く人たちである。
 給与をカットすることでその質を確保できないために、国はそこまで強く給与のカットを断行しなかった。
 手を抜かれては困る。よい人材に止められては困る。よい人材が確保できなくても困る。
 薬剤の許可、法律の制定・管理、国土の保護、治安維持、教育、どれがなおざりでもいけないことばかりなのだ。
 だからギリギリのところまで給与は下げないし、冷遇もしない。
 ところが、橋下徹は簡単にそれをやってのけた。
 今公務員は「大阪だけはやめておけ」と言われている状況になっているが、公務員の給与だけではなく、待遇や施設の状況も最悪な状況になっている。ところがあれだけ金を削っているのに、マルハンが企画した道頓堀プール計画を俎上にのせたり、御堂筋に20億の大金を投じてイルミネーションをつけたり、遊びには金をかける。
 一番解せぬのが民間民間といって、なんでも民間に下げ渡そうとすること。
 コスト削減と言うが、これから先景気回復すれば公務員のような安い給料では働いてくれなくなる。
 業務が停滞したらどうするのか。
 また、民間にはこれと言って法のしばりがない。
 たとえば橋下氏の元で実行され、現在も続けられている私立高校実質無償化。
 私立の授業料がただなんてと、府民の皆様は大喜びだろうが、これには290億円の府費が費やされている。結果として生徒も私学へ流れる傾向がある。私学の方が施設もいいし、教員の数が充実しているし、それだけ鍛えてくれるし。
 ちなみに私学教員は給与削減以前でも公立の1.5倍あった(私学にいたから私は知っている)。
 もっと言うなら講習費は有料なので、学期末ごとの講習は別料金だし、放課後の補習も別料金。結果が出れば3月に寸志というには高額なボーナスが支給されるので金額差はもっとある。
 早い話、橋下徹がしているのは「私学優遇」言ってみるなら「民間優遇」である。
 私学には元々助成金が税金から拠出されており、さらに実質無償化で一人当たり数十万円が税金から出されているので、潤沢な給料と施設費を実質税金で賄っているのと同じような状況になっている。
 私学の公立化と言っていいかもしれない。
 でも公務員のしばりがない。
 この公共団体のしばりがないということは、つまり理事が中国人でもいいということだ。韓国人でもいい。経営に行き詰って学園を買収なんて普通にある話。
 大阪府は今公立高校の志願者を減らし、地位を落とし、次々につぶして、私立高校を有利な状態にしている。しかし、公立の数が減少し、私学が増え、サイアクの事態というのは想定しているのだろうか。
 府が金を出しているのだから公立と条件は同じというかもしれないが、単位が金で買えるという学校もあり、やってもいない必修科目をやったといいはる。道徳教育を宗教教育に差し替えることもでき、どこまで公の目が届くかどうかわからない。
 外国籍の企業が公教育に乗り込んでくるのはまだいいとして、せっかく育てた人員が海外に流出したら?
 それでなくても国と地方公共団体が億と言う税金を費やして立て運営してきた公立高校という財産を、なぜ簡単につぶしてしまうことができるのか。
 
 橋下氏はサイアクの事態に陥った時に、責任を取るだけの覚悟があるのだろうか。
 高校に限らず小学校中学校もギリギリの人員で、予算がないために様々なものが購入できない状況になっている。ギリギリの人員で公教育を行えば、先生たちそれぞれがかけられる時間は減っていくので、必然的に補習、講習、部活にかける時間も減ってくる。教材研究にかける時間も減り、授業もやっつけになっていく。しかも事務員は経費を厚かましく削れば馬鹿でも出世できるようになっているそうだから、教育委員会も必然的にそういった方向で動いているのだろう。「経費を削れ」と。
 教育委員会は確かに府知事から独立した組織だが、予算と人事は知事が握っている。わずか三年民間校長職にあった人が教育行政のトップに収まる異常事態が起こっているのがよい例である。
 未来の日本は誰が背負うのだ。
 しかも国政に出ると言っており、国会議員を抱える維新の党もどうやら考えは同じらしい。
 橋下氏は大阪をつぶしたいのだろう。
 国もつぶしたいのかもしれない。
 あれも民間これも民間、そうして最後に中国にでも買い取られたらいいと思っているのかもしれない。
 一斉に止めればテロにも相当するショックが起きかねない部署だってある。たとえば市営地下鉄。
 
 橋下氏は馬鹿であるといっては大変失礼だし、多くの支持者がいてそれなりに地位があるのだから、無能なのではないのだろう。おそらくこれが、予測できない事態としては考えていない。
 とするならば、彼は将来、日本人の仕事を減らして、某国に国の経営を奪われる基盤を作っていると思うのが相当ではないだろうか。
 故に私は橋下徹は保守ではないと断言する。
 スポンサーがマルハンという在日韓国人の企業というのも解せない。
 私にも在日の教え子はいて在日の知人もいる。それぞれにいい人だが、人と言うのは金と権力を握ると自分たちの仲間に有利な方向へと権力を使って動かそうとする。政治家と手を結ぼうとする人を何の疑いもなく迎えたとは考え難い。(外国籍の人が管理職になりたいのもわかる。でも、この2千年近くの歴史を持って築きあげてきた国を守るなら、公務員の場合は、日本国籍を取得してほしいと思うのは、これが日本人なら当然のことではないだろうか。)
 
 彼からはなぜか「不徳のいたすところ」という言葉が出てくることはない。
 「自戒」と言う言葉も出てこないだろう。
 大阪市営地下鉄を初乗り200円から180円に下げたと思ったら、また200円に戻すといい、統一地方選挙が近いものだから、200円に戻さないという。嫌なことを書かれたら困るものだから「週刊朝日」と和解した。都構想の先は国政だろう。とにかく石原慎太郎の真似をして保守ぶっておけば自民党と組める。自民党と組めば内閣に入れる可能性も高くなる。彼が出演していた「たかじんのそこまで行って委員会」も保守発言で好評を博し視聴率も高かった。国歌斉唱国旗掲揚も、この番組の中でさかんに言われていたことだ。だからそれを踏襲すれば人気がとれる。そしたら指示が得られる。
 彼は今もたくさんのネット右翼の方々に支援いただいている。そしてこの間も在特会の人と会談と見せかけてテレビ中継し激しく罵倒しただけで数分で切り上げるというパフォーマンスをやってのけた。
 要するに上にあがりたいばかりに見た目保守ぶるのだろうけど、保守でもないくせに保守ぶるのはあまりに不快だ。だからやめていただきたい。
 国旗国歌も手段でしかない。彼の発言によると大東亜戦争は第二次世界大戦でしかないし、太平洋戦争は侵略戦争であり、またこの間も世界を無茶苦茶にしたと発言していた。慰安婦はあの当時の世界の常識といったあと、沖縄の米軍に風俗を利用しろといって、国の尊厳を傷つける。

 安倍晋三首相は「景気回復、この道しかない」との結論に達した。
 橋下徹は相変わらず経費と公務員給与の削減をいって国を売る準備をしている。
 それが彼のスタンスなら仕方ないと思う。
 ただ相当のライトであり、国を愛している私としては、橋下氏の統一性のない、手段として右翼的スタンスを使っているとしか思えない状況は、不快でしかない。発言を見るにつけ読むにつけ、統一性がなく筋が通っていないので乗り物に酔ったような気分の悪さを感じる。
 ネット右翼の方々が、彼の一部発言とパフォーマンスをとらえて保守と思い込み、崇拝するのは結構だが、できればテレビにこれ以上出さないでほしい。少なくとも、発言をメディアに載せないでほしい。「都構想」という単語を平気で使うだけでも、日本国の歴史を愚弄しているとしか思えない。「都」は皇居のあるところなのだ。どれだけの思いとどれだけの血を流して京都から東京へと遷都したと思っている。文楽同様、彼にとってはこだわるに値しない、軽んずべき単語なのだろうけれど。

 エセ保守を見ていると、気分が悪くて仕方がない。あれなら「尖閣は我らが領土」といい、当時民主党の対中国対応を批判した共産党志位局長の方が国への愛を感じるし、スタンスも揺るがないだけ好感が持てる。(私と志位局長とでは政治的なことでは90%は意見が合わないだろうけれど)
 パフォーマンスで行っている一部、を除けば、全部レフトじゃないか。
 橋下徹は保守ではない。
 上に上がりたいためだけに利用している。
 いいかげん気づいてほしい。
 隣国に中から侵略される素地を彼は作っている。
 橋下徹の本質は、左派だ。
posted by きよら at 22:47| 橋下徹政界引退記念

2014年11月29日

2014年選挙戦

 ここ以外では公に発言することもなくなり…(ここ以外で読んだならそれはプライベートで書いたものが不正に流出した以外はありえない)

◎今夏景気足踏み現象
 経済学の入門書を読んでいたら不思議なことが書いてあった。自然現象など突発的に起こる予測不能なことはエポケーしてしまう、みたいな…。
 小説とか物語とかストーリーでは、むしろ予測不能なことをポンと放り込んで「本当らしくする」、言ってみれば「リアル※」にあることのように見せるのだが、なぜそのようなことをするかというと、リアルというものはそういうものであるからだ
 だいたいにして架空ストーリーにしても、書き起こされるリアルストーリーにしても、「まさか」があるからドラマになるのであって、「まさか」がなければドラマにならないケースも多い。
 ピンチだらけのこの世じゃこんな予測不能なことをエポケーする理論役に立たないのじゃないかしらん、と思いつつ、まあ素人の考えなので勝手なことを言ってらぐらいに受け止めていただきたい。

 今年のまだ暑いうちだったかしら、近くのスーパーで2Lのペットボトルが100円でセールされていた。(定価350円ぐらいだっけ?)
 それが一度や二度じゃなく、その時「何かがおかしい」と思った。
 要するに飲料なんてものは賞味期限があるため、それを見越して時々在庫を整理するためにセールを行ったりする。スポーツ飲料やお茶なんかが大量にさばけるのは夏だけれども、たとえば賞味期限が来年7月であるものを来年5月6月売りさばけるのにかけて置いておくなんてことはしない。ましてあるからといって工場は施設や人件費を考えると生産をストップできないし、多少赤字でも売れるところで早めに放出しないととんでもないことになる。
 このペットボトル2Lが100円で売られているのを見ながら、今年の夏は例年よりもかなりさばけなかったのだろうなあ、などと思った。だって暑くてたえられないという日は数えるほどしかなかった。飲料が恋しくてたまらないという日も数えるほどしかなかった。さらにこういう飲料を次から次へと必要とするには外出して暑さにさらされることが要件だけれども、土日は雨や災害ばかりで必要がなかった。
 思うに、その土日のしつこい連日の雨や災害を見ながら、今夏は経済上の大打撃をあちこちでこうむっているのではないかと思った。だいたいエアコンを新しくとも、扇風機を新しくとも思わない。でかけないから食事もしないしでかけないので洋服も靴もいらない。(書いててくどくてちょっとイライラしてきた)
 そんな状況を経たら景気が足踏みなり失速するのは当然だと思ったのだが、なんか世間は違ったらしい。
 難しいことを考える人の頭ではわからんかったらしい。
 やっぱさんまの価格が50円で目ラブラブさせる人の基準にまで落ち、土日はどこかへ行こうというと「土日は雨だから雨の中に言ってもつまらん」と喧嘩する人の頭で考えないと世の中の流れなんて見えないのかもしれない。

 それは不運であった。
 消費税増税の翌四半期にこんな天候不良が来るなんて。
 ただこの天候不順毎年来そうな気はするんだけど。
 一番うれしかったのはパルムの箱売りが値下がりしたことかな。

 うふ。
 で、メディアがアベノミクス失敗失敗と言ってる間に株がどえりゃあ下がったので買い増しちゃった。

◎テレビでの討論
 思うんだけど、景気が上向きになったら株価が元通りになるって当然のことだよね。
 そしたら円安もやってきて原材料費が高騰するのも当然のことだよね。
 一番元を生産する中小企業が打撃を受けるのも普通に想定内じゃない?
 でテレビ見ていた感じ、中国企業が参入し新しくてよい商品をバンバン作っているせいもあるというが、これは景気回復しようがしまいが同じことじゃない?
 大企業だって子孫請けに発注金額上げるには、ある程度の安心がなければ上げられないしさ。
 ていうか、各党の討論をテレビで見てて思ったのだが、誰がやっても同じになる景気上昇のルートで、こういう中小企業が景気回復の実感がないのをあげて攻撃をするのはなんかおかしいと思ったんだけど。

 中でもこの討論がなんか変だなと思ったのが、要するに4〜6月期は増税の影響で景気が足踏みし、7〜9月は自然現象のために景気が足踏みし、後者は不測の事態だった。その後に行ったアンケートで賃金が上昇していないだの、景気回復の実感がないだのというのは当然だし(ていうかそれ以前にこの時期に賃金あげる会社ってあるの?決定は3月4月じゃない?)、それで自民を攻めるのはなんだかなあ、だし、そもそも直近で見える「過去」で政策を云々言うのはどうなの?
 だいたい消費税を増税するのも年金福祉のためだよね。
 このままいくと日本は破たんする、それゆえの消費税。
 ところが現状ではさらに消費税を上げると景気回復もそれにともなう税収も減り、消費税すら予定よりも低い数字でしか得られず共倒れしかねない。(たとえ違ってもそれが一番わかりやすい。裏の事情なんて意味ない。)
 だから消費税増税先送りなんだよね。
 これが今回の選挙の大義じゃないのかしら。
 その、自分の懐しか見えていない人は、今消費税で家計がうんたらいうけど、このままだと年金や社会保障ができなくなるんだよね。そしたらその時なんていうの。
 そもそも私今の制度でおかしいと思うのは、日教組の悲願であった高校無償化と子供手当てで、こういうのは消費税20%の国がやっていい施策であって、今の8%ごときでやってはいけないと思う。だから現状を考えれば、廃止とはいかなくても、中止すべきだとは思うんだ。
 日本の国庫ってそれだけ余裕がない。
 ところが高校無償化をやり子供手当もやり、もしかして子供の医療費がただで、親の年金もちゃんと払ってねってそりゃ無理ですよ。
 ここで必要となるのが消費税増税でしょう。
 でも、それでも経済状況を考えて1年半先送りする。
 「未来の補償」を一時延期するんだから国民に信を問うて当然じゃないの?
 何が大義がないのかさっぱりわからない。
 その一年半で失う社会保障費がいくらだとか言えばいいのに。それでもいいですか、景気回復にかけていいですかってきけばいいのに。
 選択制で話しないと人は選べないよ。

 でもね、反論している自民党さんもへたくそだと思うんですよ。
 だって直近の国民アンケートでは景気の実感が半分以上ないって結果は出てるのに有効求人倍率が増えたのどうのと言ったって、その恩恵を被っているのは求人倍率が増えた分だから、せいぜい全体の数%でしょ。高校生なら選挙権ないじゃん。選挙にはまるで効果がない。
 だったら全員が恩恵を被ったことを訴えないと。
 たとえばアベノミクスで株価が上昇し、その運用益で年金が黒字に転じたとか、株式会社の資産が増え、大企業からの税収が上がって国の借金が減ったとか。目には見えないけれども着実に変化した全員に該当する恩恵を列挙して強調しないと。みんな意外と知らないんですよ、この事実。マスコミが報道しないから。
 だから安倍さんなんかが選挙演説してるときにテレビがきてるんだったら、ここばっかり繰り返してもいいって感じ。道半ばで夏の天候不順もあって景気が足踏みしてしまったけど確実に変化はあるんだからもうちょっと耐えていただきたいとか、そういうこと言わないと。わかりにくい。
 増税の先送りをしてでも景気回復を優先したいとか、増税して景気が失速して総合的にマイナスになっても困るとか、その時こそが本当のアベノミクス失敗だとか。そういうこと言わないと。

 かつて安倍さんは消えた年金問題で、一人残らずお探ししてお支払するって言ったけれども、支払う金がなきゃ支払えないんだよね。で、予算削減ばっかりの民主党のやり方では年金分のみならず税収が確保できないと考えたからカンフル剤が必要と考え、あの経済政策に至ったんだよね。
 一番原点をもう一度説明して、進むべきルートを示したらどうだろう。
 中小企業の給料が上がらないというのは(ちなみに倒産件数も減ったんだからまあどう見ても道半ばよね)、私からしたらルート上当然のことだと思ったし、そういう「足踏み状態」を失敗って言ってる人は世の全体の動きが見えてない人なんじゃないかな。
 家庭教師してる子に高原現象が現れて、この家庭教師はダメだ!っていう親みたいなもんだ。

 とにかく前四半期の減速が予測不能とかいうのもわけがわからない。
 スーパーに毎日通わなくていいから、スーパーの広告とか家電量販店の広告とか毎日チェックして、家族でもっとレジャーを楽しんだ方がよいよ。数でかければ新しい車もほしくなるし。

 ということで思いついたことを書いてみた。
 ところでなんで、予測不能なことはエポケーするの?
 予測不能なことをあえて想定しておかないとリアルじゃないよ。

※リアル・・・作品世界内という彼岸の中の「現実」に対して此岸であるこの世という現実を表現するのに「リアル」という言葉を使用する
posted by きよら at 16:34| Comment(0) | 社会・政治

2014年10月21日

辰巳参議院議員のうちわなんだけど

 これさ、参議院議員辰巳孝太郎さんのうちわらしいんだけど、ce1c7d22-s.jpg

 それよりも気になるのが、この「たつみコータロー」の表示よね。
 押尾コータローかと思ったやんか。
 玉置浩二のコンサートでボックス席から手を振る押尾コータローよ。
 やめてよね、パクリ。

 あと、蓮舫さんのこれは事実ですかね。
 公職選挙法違反ののぼり、うちわ、シャツだそうです。
http://www.tanteifile.com/geinou/scoop_2014/10/21_01/
 調べてくれないかな、ワイドショー。

 ところで、ネット見てもリアル見ても、「うちわとか、くだらない」「小渕さんも知らなかったのね、気の毒」という声しかないんだけど、ニュース見ても新聞見ても「国会運営に影響が」「政権に打撃」って書いてあって、マスコミはリアルな国民と非常にかい離したところで物を語っていませんか。
 家に電話して家族にでも「国民の声」聴いた方がよいよ。
 彼らのいるところは現場か会社の中なので全然こういう声が聞こえてこないのよね。
 ネットは全部ネット右翼が自民党に味方して書いてると思い込んでるし。
 ぜひ家に電話していただきたい。

 こんなことをだらだら追及して国会運営に支障をもたらし辟易する人が圧倒的に多いと思うんですよ。
 うちわに関しては検察によると形式上は違反だけど、価値もなく起訴される可能性は低いし、前例はないので、ないんだそうだけど、起訴されないものを罪としていつまでも騒ぐのはどうなの。(ていうか、起訴猶予になることぐらい、刑事告発した人もわかりそうなもんだけど。パフォーマンス?)
posted by きよら at 21:28| Comment(0) | 社会・政治