2014年04月27日

慰安婦問題覚書

 ツイッターのフォロワーがいろいろとリツイートしてくれたものや、リンク先から色んな事が知れる。
 どれが正しいのか確たることはわからないけれど、とりあえず覚書。
 こういう問題をブログに書くのは相当勇気がいりますね。半年は思ってて書かなかった。

●戦後の日本とアメリカ
 ちなみに太平洋戦争終結後、日本には特殊慰安施設協会なるものが設立される。
 これは占領軍であるアメリカ軍向けに作られたもの。
 なぜ設立されたかというと、占領軍が上陸した直後から日本の民間人への米兵によるレイプ事件が多発し、これを憂えた政府が設立したからだという。
 全国から募集され、貧しい最中であったのでたくさんの応募があったとか。
 私がなぜこれを知ったかというと、宮本輝の小説「泥の河」に「パンパン」なるものが登場する。
 上記が公の施設とすると、この「パンパン」は私娼である。
 日本では私が知る限りでは江戸時代から公娼なるものが存在した。江戸幕府の管轄のもとに、江戸吉原、大阪新町などの遊女街が出来、そこにいる遊女が公娼、これに対し管轄なしで自ら春を売るものが私娼となった。
 
 本来戦下にこうした娼婦が存在したのは、そもそもが上記に上げたような民間人への暴行を防ぐためであり、軍内での同性の兵への暴行を防ぐためでもある。
 日本という国の戦時における娼婦というのはかなり古くからあるらしいが、戦国時代では戦地に女をつれこめない上級の武将には、お小姓をその代わりとし、同性愛が横行した、などという話もある。

 逆にこれを戦時しなかった歴史の浅い国がある。
 アメリカである。
 故に戦後特殊慰安施設協会が設立されても、米兵によるレイプ事件は後を絶たず、判明しているだけでなく、判明していない部分でも、例えば村の中の茂みの近くに米軍の車が停まっており、よくその茂みから若い女性の悲鳴が聞こえてきたりしたなどというエピソードなども残っている。(私が大学時代授業を受けた先生の証言)。
 朝鮮半島内では日本の慰安所がたくさんあったというが、日本が撤退した後、朝鮮政府が引き継いだ。(wikipediaより)それで米兵の民間人暴行は抑えられたはずである。
 また日本語版wikipediaに「慰安所」内にある記事であるが、
 
アメリカ軍もフィリピンなどの植民地慰安所をのぞくと慰安所を設置しなかったが、ノルマンディーに上陸したアメリカ軍が多数のフランス女性をレイプし、性行を行っている姿を見ないで街を歩くことが出来ないほどの状態になったためル・アーヴルでは市長が郊外に慰安所の設置をアメリカ軍指揮官に懇願したがアメリカ軍はこれを拒否している。

 女性一般では、春を売ることを覚悟し納得した場合と、道を歩いていて突然犯されるのでは全く受ける心の傷が違う。売春婦とてレイプに合えば深い心の傷を受けるだろう。
 レイプとはそういうものだ。
 占領下のアメリカ軍にレイプされ妊娠し心を病んで一生を失った女性の話は、特に沖縄では後を絶たない。米政府はこの軍による婦女暴行の歴史をどう思っているのか個人的に問いたいところである。

●日本占領下における慰安所
 日本占領下における慰安所は存在した。
 これは詳しく研究している方がおられる。ツイッターによってその方の資料なども拝見した。
 それによると一つの街に軍があり、その近くに慰安所、それから私娼街などがあり、上記パンパンにような韓国日本の歴史から察するに、個人の売春婦が存在したと察せられる。
 で、あるならば、慰安所の下位施設として朝鮮独自の私娼街があったのに、なぜ強制連行する必要があったのかが謎である。
 その下位施設から慰安所に組み上げればいいだけで、給与も扱いも下方にいる者が、上方の慰安所へ行くことに拒絶したとは考え難い。
 とりわけ慰安婦は募集がかかると高給のための応募が殺到したという(ネットで見た資料より)。
 高給の証拠はあちこちに残っているが、慰安婦たちが親たちに手紙とともに仕送り、その手紙に記入されたのが法外な額であったことからこのことが証明されている。(同上)
 当時日本でさえまだまだ国として貧しかったので、今から考えれば安価で遊女宿に奉公に行く女性が少なくなかった時代である(たかじんのそこまで言って委員会)。
 また、今ほど庶民に洋風の貞操観念が強くあった時代でもない。(私が受けた大学の授業より。江戸期文学作品や民俗学資料より)
 この状況で強制連行があったかというと、それは相当疑問視せざるを得ず、そもそも韓国にわたって一か月現地調査した人によると、強制連行されたと証言した人は一人も見つけられなかったと話している(たかじんのそこまで言って委員会)。
 もし強制的につれられたとしたら、金を目当てに売った親が娘に言うことを聞かせるために、「日本軍」を笠にきて行った女衒の策ということではないだろうか。とにかく当時の農村は貧しかった。まだ朝鮮王朝末期になる前の中期を描いた韓国時代劇でさえあの貧しさなのだから、国が荒れた末期、それを継いだ日本併合時はもっとすさまじいものであったろう。
 日本という国家の当時を考えてみても、朝鮮時代の韓国が娘個人の意志を尊重したとはとても考えられない。
 ただでも、何度も書くけど、慰安婦は当時最上級の高給娼婦、しかも募集型だったので、より下位の娼婦ならまだしも、そのような強制のやりとりが本当にあったのか疑問が残るところ。

●解決済みの案件
 日本の戦時下におけるモロモロの補償は、日本と韓国が国交を正常化するときに取り交わした「日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約」いわゆる「日韓基本条約」ですべてが解決済みである。
 日本は個別の補償を申し出たが、以下wikipediaから引用する。

 韓国政府は「個人への補償は韓国政府が行うので日本は韓国政府へ一括して支払って欲しい」とし、現金合計21億ドルと各種現物返還を請求した。次の日韓交渉で日本は韓国政府へ一括支払いは承諾したが21億ドルと各種現物返還は拒否し、その後、請求額に関しては韓国が妥協して、日本は前述の記載通り「独立祝賀金」と「発展途上国支援」として無償3億ドル、有償2億ドル、民間借款3億ドルの供与及び融資を行った。

 つまり、個別の補償は韓国政府から拒絶された。
 個人への補償は韓国政府が行うとしてこの条約が締結された以上、併合時の補償を行う対象は、すべて韓国政府が行うのである。
 日本の関わっていい問題ではない。
 もしここでかかわって何かもの申そうものなら、これは内政干渉以外の何物でもない。
 シベリア抑留者にロシアが年給を支給しろだとか、被爆者にアメリカが年給を支給しろというのと同じことではないのか。国庫の使い道を、その国の財政に影響するわけでなし、他国に云々言われる筋合いはないのだ。

 ということで、ここまでが今現在の私の認識(覚書)である。
 ただ一つ不思議に思うのが、国交回復したときにこの慰安婦問題が問題として俎上に載らず、なぜ二十年近くたってから韓国側から出たのかということである。
 さらに、米国は米国が輩出した作家アーネスト・ヘミングウエイが『武器よさらば』で、イタリア軍にも慰安所があったことを記しているが、イタリアに対してどう思っているのかも聞きたいところ。小説の内容によれば、この主人公の米国人も利用した書き方がされている。
 米国には、ことさら日本をとりあげる以前に、自国軍の日本だけではない、占領下婦女暴行の歴史をまず反省していただきたいのと同時に、日本が韓国に慰安所を残していったから、米軍が民間人に魂の暴力を施さずに済んだ(いや、これも日本同様表ざたになっていないだけかも)ということも忘れないでいただきたいのである。


 また安倍首相にも、男性だからといってなんでも女性の問題で軽々しく折れるのはやめていただきたい。
 個人的には現段階では、私は韓国よりも、婦女暴行を繰り返しながら人権などときれいごとをいい、実質的には人権を阻害し続けて放ったらかしの米国が一番始末が悪いと思う。
 アメリカの監獄で今も行われているとかいう、同性囚人の暴行も何とかしたらどう?
 そういう国民性と言われれば、それまでだけど。
posted by きよら at 23:55| Comment(0) | 社会・政治

2013年12月16日

小説・ショートショート「Sketch」に「transparent」を更新しました。

 意外な時に意外なことが起こり、びっくりした?

 ショートショート「Sketch」に「transparent」を更新しました。
 引っ越してから初めての小説更新。小説更新としては、約3年ぶり、と、なってしまいました。
 話はいろいろ頭の中でぐるぐる回っているんですけどね、書く暇がない。
 と、書きつつ、引っ越し前のサイトから来てくれている人はどれぐらいいらっしゃるのでしょうか。
 もう書かないから見放されちゃったかもな。
 巫女姫の連載終了が2010年の6月だから、もう愛想つかされてきてないかも。

 さて、今回の分、舞台はまた奈良県吉野川流域です。
 吉野川下流は和歌山に入ると紀ノ川と名前を変えますが、まだ吉野川あたり。
 ちょうどJR五条駅と近鉄下市口駅の間あたりの流域。この辺は車で通ったことはありますが、私が実際歩いたことはありません。
 吉野川と紀ノ川、大和川は「いつか使ってやる」な川で、大和川あたりも既に「water」で書いています。
 中間部分は京都です。別に京都じゃなくてもいいんですけどね。大阪であろうと東京であろうと。


 最初に最後の部分だけ出来てて、中間部分のシーンが別にあったのを混ぜて、冒頭入れて仕上げました。
 久しぶりなので、どっかどっかと修正入れながら書きました。最初男性視点で書いてましたがうまくいかなくて、一ページぐらい削除して女性に変えて書き直して仕上げました。
 結構難産だった、というか、久々に書くとやっぱりさらさらとはいきません。
  
 BGMは、この吉野川流域の場面がASKAのアルバム『NEVER END』収録「月が近づけば少しはましだろう」をエンドレスで。
 ASKAの曲を使ったのは二度目で『緑青の海へ』の冒頭に「ID」を使いました。人格を疑われるので読まないでくださいとよくいう『緑青の海へ』です。

 本当は『緑青の海へ』を、続き書きたいんですが、2が、盗まれやすい劇中劇が入っている上に、書いている人をいつ壊すかわからないという曲者な小説なので、なかなか先生しながら書くのは難しいかな〜と、なかなかスタートしません。
 劇中劇の方は話を複雑にすればいいだけで、これもうOKなほどに変えたんですけど、いかんせん書く時間がない。

 ということで、久しぶりに小説更新しました。
 早くあちらから引っ越しのお知らせリンクできたらいいんだけど、どうかな…。
posted by きよら at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説更新日記

2012年10月14日

自民・安倍新総裁をふりかえって

 過去ブログで18も記事書いてるけど、結構安倍さんのところは似たようなことばかりで。
 まあ、どう考えても、本当に、厚生労働省と国土交通省からばかり不祥事が出てきてたのはおかしいよね。
 偶然が許されるのは2度までと創作の世界でもよく言うが、2度なんてもんじゃない。さらに省庁が一体いくつもあるのに、よりにもよってこの2省だけ。
 政権交代の暁に、論功行賞が流した官僚にもたらされるのではないかと推測し、実際そのようになったのは、過去のブログで既に書いた。
 要するに安倍を叩き、福田を叩き、麻生を叩き、裏からさんざんネタを流し、国民の不興をあおりたてて政権交代をした。
 その裏で暗躍した張本人は直前の事務所費問題で党首を下り、総理になれず、結果として3年後自分のチルドレンを連れて離党した。
 ・・・でもついていくチルドレンがあれだけいるんだから、彼には何か魅力があるんだろうな。
 捨てて橋下に走ることもできたのにさ。
 かえって橋下に逃げたのがしょぼく見える。
 しかし、解散をのぞむのぞむと、石破は言うてばかりだけど、個々に自民にきそうな連中、野に下りそうな連中をたぶらかして、過半数割れに追い込む方が早いと思う。見苦しくない程度のやりとりで。


 安倍って公務員改革に着手したじゃない。
 ただ、もうちょっとゆっくりやるべきだったんだけど。
 政治主導を目指したのも彼で。
 ただ、この言葉ばかりが独り歩きし、一体政治主導って何が必要で、官僚政治の何がダメなのか、説明できる人っているんだろうか。
 私の記憶にある限りでは、マスメディアでさえ説明してないような気がするんだけど。
 たとえば官僚たちの欠点って、どれだけ頑張ってもトップに生き残れるのはわずかで、 あとはどれだけ頑張っても同じ年に入省したならほぼ同じ給料同じような地位、で、いかねばならないという、そのあり方なんだよね。
 そしたらやる気なんて出ないはず、だらんとやっても一生懸命やっても同じ、なんだけど、いろんなところからの監視と責任でなんとか頑張ってんのよね。
 ところが、同じように入省して、同じ給料、同じような階級なら、できたら楽なとこおいしいとこ、失敗しなくて済むところに着任し、降格の憂き目にあわない、不祥事が起こりづらいようにいきたいじゃない。
 どうせ一緒なんだし、トップクラスに入れたらおいしいし。
 そしたらその仕事の選択肢の中に、「不祥事を起こさない」ってことが入ってくる。
 あと、人事を采配する上の人に気に入られる。
 あの時霞ヶ関から大量に出た不祥事を起こした人の結果はどうなったかは知らないんだけど、こういう基準で行政を采配されるとですね、やっぱりいろんな弊害が出てくるんですよ。
 たとえば日本で認可されている子供のためのワクチン、(数年前の話でもしかしたらちょっとは改善されているかもしれんが、)北朝鮮並にしか認可されていない。
 先進各国で認可されているものまで、日本では認可されていない。
 一部不完全なものしか認可されておらず、一か八かで接種してみたところ、障害を負ってしまった例もあるとか。 
 なんで認可されないんだろう。
 だってね、認可したばっかりに責任とらされたらいやじゃない。
 実際そういう過去があったと思うのよ。薬害エイズ、薬害肝炎、その他いろいろ。
 認可して失敗して責任負わないといけないなら、ほっとく方が得策やない。
 ほんま医療に完璧を求めすぎるのか、人の命なんて生まれてくることさえ運なのにそれにかかわることで、裁判裁判。
 
 だったらやばそうなのは着手せんほうがええ。
 でしょ?
 だから北朝鮮並にしかワクチン認可されてないんだと思うんだけど。
 欧米先進国並に接種しようと思うなら、外国で出産して居住して、接種するしかない。

 ところが、政治家がやれって言ったらやるでしょう。
 責任持つからやれと。
 安倍は既に原爆症認定基準の見直しを指示した前例がある。彼のこれだって放っておいたら何にもならなかった。今検索したらアホな元社民&民主党員が叩く材にしかしてない(ちょっと信じられない…)けど、山口県に選挙区を持つ安倍が、地元や近隣県の声をきいていないとは思えない。この時の思いつきでやったんじゃないでしょう。
 この直前に厚労省から年金問題の自爆テロがあった事情をかんがみても、よく言ったと思うんだけど。
 
 


 そもそも、マスコミさんは何をもって政治主導が必要だって言ったんでしょう。
 誰かもう一回説明してくれる?覚えてないし。
 バブルの時財テクで土地建物で一山あてようって流れの時に計画された「箱もの」を作った赤字になったって叩いてたのは知ってるけどさ、(ていうか、みんなそういう流れであの時代では正しい判断だったのに何で叩くのかよくわからんかったんだけど…)彼らがなんで政治主導が必要だというのかようわからん。私の記憶が確かなら、官僚は不正をやるから、官僚には政治をまかせてはいかん、政治家がしきらないと、とか、なんか100万人国家公務員のわずか0.000×%を指摘してぶつぶつ言ってたような気がするんだけど。

 ま、つまりね、そういうことじゃない。
 官僚にまかせてたら動くものも動かんしよ。
 

 国民投票法案を通して、憲法を改正する。
 アメリカとしては、日本はもっと早く国軍が回復すると思ってたらしいけど。
 ま、国軍が回復するのはまだまだかかるとしても、尖閣など、国内に不正侵入したものを、たとえ実際にうつかどうかは別として、武器使用を許可するまでにしないとダメでしょう。
 これも官僚にまかせてたらいつまでたっても何も変わりませんよ。
 肝心の時に動いてくれないアメリカに頼りっぱなしにしなくてもよくなる。
 沖縄にいる米軍の数もぐっと減らせるかも。
 もうこれもずっと前に書いたことだけど。

 私も数えあげたわけじゃないけど、結構な数の法案を通したよね、安倍氏。
 必要であって通したものが多数なのに、なんでテレビに映る町の人は「何もしてない」「何もできない」っていうんだろう。
 国民投票法案から憲法改正のルートは、結果として尖閣や領土を守り、それを監視する海保・自衛隊の隊員の安全を守るためのルートである。
 その一つに着手しようとした。
 これも書いたことだけどさ。
 

 伝えるべきマスコミは不勉強すぎない?
 尖閣どうしたいの?守りたいの?中国にあげたいの?
 自民党が安倍を選んだのも、数の論理ではなく、彼の政治主張が今はまるからじゃない。
 国民目線という名の素人目線で、民主党みたいな愚をおかさないためでしょう。
 投げ出したっていうけど、やめないで入院して続けることもできた。責任感が強いから、やめたんですよ。
 

 
 
 
 でもこのまま民主がのさばると、親中派がいっぱいいるし、元社民党で丸腰でかかりましょうってのがいっぱいいるから、まあまあって中国や首相に言って、なだめて終わり。
 「与党野党仲良くして法案通せ、国民のことを考えろ」?
 国民のことを考えるなら、対中国・韓国対策ができないんだったら、民主党にさっさと降りていただくのが筋じゃないですか。
 だらだらだらだら政権にとどまり、またそれを支持する国民もなに考えてんだって感じ。
 できないんですよ、民主党は。田中とかの顔色うかがうと、対中国について、強い態度では。
 野田のかしこいところは「法案を通すことが国民のため」と言って、変な暗示をかけている。
 そんな法案、政権交代した後の人たちにもできますよ。
 それより、国益を考える政治ができる人にさっさとスイッチする方がよほど「国民のため」でしょ。

 と言っても、憲法改正はすぐできる手続きではないけれど、俎上に乗せてじっくり時間をかけてやる価値はあるよね。
 3年ぐらい。
 その動きになれば、周辺国も出方をうかがうし、下手なことはその間しない。
 海保・自衛隊が命をかけなくていいようにするための法案は先に通して。

 でもこの少ない例だけでもこんだけ濃い安倍をもってしても「何もできない」って言ってんだから、あのマスコミが仕切ってるのではダメかも。
 毎年のように総理が変わる、最大の元凶はマスコミだと思うんだけど。
 「何もできない病」「何をやってもダメダメ病」にかかってる。
 前も書いた。
 景気対策、何をやってもダメダメ病。政治、何もできない病。
 もう論を待たず、中身を確認せず、とにかく「ダメ。」
 私はこれをブログに書いたとき、病原は、「〇〇続ける限り景気は回復しない」の暗示が原因のつもりで書いたんだけど。
 〇〇は、わかる人にはわかりますよね。
 理論も論理的な背景もある、マスコミにかけられた暗示だけど。
 お前らはダメだダメだとけなされてけなされて、けなされシャワーの中にいると、もう何もかもがダメになる。
 これも原因。
 表に書かないからと言って、嘘でも適当を言ってるわけでもない。
 また私も馬鹿ではないから、自分に不利になることを第三者が見られるところで書くわけがない。
 他は大量に盗んでいくのに、この暗示の論理も理論的背景もさっぱり信じないで、スルーする。
 ですね。
 ダメですよ、人に伝えるべきメディアがこの暗示にかかったままじゃ。
 何をやってもダメ、何もできない、日本は終わり、景気は回復しない。
 それを頭の中に据えて1億3千万人に言葉を、意見を吐き続けてる。
 やる気なんて起こるわけない。奇跡なんて起こるわけない。

 政治家のいいところにさえも目をつむって、とにかくダメ、何がなんでもダメ。

 でも本当に景気回復したいんだったら、政治家は早急にこの暗示を解くべきだと思うんだけど。
 数え上げれば数人の我と欲のためにこの暗示がとかれないなら、本当馬鹿としかいいようがない。
 我をはって邪魔してるやつは、実行してるやつは、東京湾に沈めてもいいぐらい。

 ということで、安倍さんについて書いてみました。
 何か書き足りない感じ。
 立法府としての政治家としては優秀なんだけど、人との政治ができない。
 政治主導といったあとすぐに天下り禁止法案に着手なんてしたらダメですよ。
 ぜひ今後総理になられたら、この辺の駆け引きも上手になって、4年後ぐらいには立派な狸になっていただきたい。
 祖父も大叔父も偉大な政治家だった。しかし、それに急いでならう必要はない。
 安倍晋三は安倍晋三の道を丁寧に行けば、評価は後からついてくる。


 さて、警察の捜査はまじめにすすんでいるのだろうか。
 権力総動員してどうぞよろしく。
posted by きよら at 20:46| 橋下徹政界引退記念

2012年07月25日

生活保護費を下回る

 最低給与が生活保護費を下回る。
 なんですかい、今更。
 大阪府の非常勤講師のことですかい。
 ここに詳しくあります、大阪府の講師の額。
http://www.pref.osaka.jp/attach/4487/00088412/h24-koushi-zenbu.pdf
 
 
 大阪府の非常勤講師、一コマあたり2790円。一週15コマ担当している場合年収2790円×15コマ×35時間=146万4750円
 月収で割ると12万2062円。
 15コマとは専任の教諭の持ちコマ数の平均。
 5日拘束になるので昼間は他の仕事は何もできない。
 ここから国民年金14000円、保険料だいたい12000円、所得税&地方税16000円ぐらいをひいていくと、手取り80000円。
 主婦にしたらいいバイトなんだろうか。
 主婦に15コマはハードだと思うんだが。
 主婦の世代はゼロ採用・ゼロ免世代にかぶるから、主婦捕まえるのも大変だろうな。
 で、これが主婦でない場合。
 家から通える人じゃないと無理。そんなのは見たらわかる。しかも親の持ち家。
 でも今15コマあると計算して出してるけど、たいがいは15コマも講師時間はない。10とか12とか、ひどい時は9とか6とか。

 交通費がもっとひどくて、年間行事予定を見ながら事務員が出勤すべき日数を確定し、交通費×日数÷時間数で配当する。
 4時間授業があった日は、たとえば交通費一時間あたり400円と定められていて1600円なんだけど、2時間しかなかった日は800円。
 これを順番に合計していくと、なぜか一か月あたり千円2千円足りなくなる。
 ひどい時で3千円ぐらいの時もあった。
 なぜだろう。
 短縮時間割を入れたり、時間割変更を入れたりして一時間しか授業がない日とかが出てくるわけだが、公共交通機関は今日1時間しか授業がないからといって、じゃあ400円でいいよとは言ってくれない。
 どうするか。
 自腹。
 もしくは前もって計算しておいて、時間割変更を誰か他の先生にお願いする。
 

 昔はそれでも交通費も含め、一か月あたりいくらと計算していて、週15コマ持てば月1コマあたり9900円だったので、14万8500円。2万6千円ほど上乗せされた。
 当然長期休暇も給料は出ていた。月収制だったから。
 それでも安いと言われていた。
 私学と比べて。
 私学でもこの計算で平均1コマ1万4000円ぐらい。
 働いてみると仕事量の割に「安っ」と思うことが多いんだけど。
 あ、もちろん私学の場合はボーナス込みで月当たりに換算して計算してます。(公立はボーナスなんかない)
 
 

 
 大阪府の上の給与の年35時間という数字の根拠は、学校法で決められた授業一コマに対し行わなければいけない学年あたりの時間数。 当然夏休みも冬休みも春休みも入ってない。
 その分をきっちり引かれている。
 労働者にしてみれば好きで夏も冬も春も休むわけではない。しかしこの時間数入ってない。
 労働者が好きで休むわけでもない、ええ、だから、全然、授業やってもらって構わないんですよって感じ。
 しかも大阪府の場合は年計算ではなく、いちいちその月にやった授業の時間にハンコを押してその数を数えて支給なので、当然授業をやってないところは押してはならず、当然4月9月の給料は1〜2万円とか、そんな感じ。 
 霞を食って生きろと。
 
 実は夏休み冬休み春休みを週数に入れてないのは大阪府だけで、他の自治体はちゃんと計算して、平等な月払いにしてる。 
 そりゃそうでしょう、昼時間拘束しておいて、でも夏休み授業ないから霞を食っていきろ。
 まともな頭の人はいいませんよ。
 結果として夏休みを境に辞めていく人が多い。

 そもそもこの前の1コマ9900円、それでも安かったといわれていた固定制から、こんなすごい給与支払いに、いつなったのか。
 橋下府政2年目。
 
 いやあ、彼は本当帳尻を合わせましたよ。府の財政削減に努力してね。
 その分いろんな人に憎まれてますけどね。
 公共工事はなくなったし(必要なものまで)、給料は減ったし、サービスは悪くなったし、いろんな非正規の人がクビ切られたし。
 私もこの給与体系で2年我慢したかな。
 副業も持ってたし。
 でも2年目から逃げなきゃ逃げなきゃって思ってましたね。

 ちなみに「時給2790円ならいい方じゃないの?」
 そう思われるかもしれませんが、授業一コマあたりというのがポイントで、ここには教材研究、教材準備(授業で使うプリントとか)、小テスト・定期テスト作成・採点、成績処理、課題提出の点検等々にかかる時間も含まれている。
 塾で比較したらわかりやすいかもしれないけど、塾の最低賃金がだいたい1800円ぐらい。一クラスに入ってる生徒の数は20名以内。対し高校中学は40人以内、しかも塾では教材準備、定期テスト採点、成績処理、課題提出の点検なんて仕事はないので、府の非常勤講師の方がものすごい割安感がある。
 しかも塾では教員免許不要だが、高校中学は必ず要る。
 さらに昼時間はまるまる拘束されてほかの仕事はできない。
 専任はそんな安いとはほとんどの人が知らないので、自分の持ちたくないクラスを平気で押し付けてくるし。
 私学に至っては担任がすべき指導を、特別に時間を割いてお前がやれと言ったりする。
 非常勤は楽だと勘違いしてる人までいる。(副業が必要となるため生活がハードだから授業が終わると帰っていくけど決して楽じゃない。)

 でも橋下さんは、そういう爪に火をともすような生活を平気でさせても、生活保護費は減らさないんじゃない?
 人気落ちるし。
 彼らにも選挙権はあるし、橋下さんの支持階層もたくさんいるし。

 あ、そういえば、採用試験受からない方が悪いとかいう人いたなあ。
 採用試験受かってもあんだけ途中退職したら、数年やれてる非常勤の方が使えるってことなんだけど。
 専任の持ちたくないコマを押し付けられるということは、問題を起こしやすい生徒が入ってる可能性があるんだけど、それでも問題を起こさずクビも切られず数年続けていられるってことだし。
 なんで受からないんでしょうね、私もみんなも。
 一説に面接試験で、現場で当たり前のことを言うと落ちるという説もあるけど。
 あの人たちはどこを判断されて受かって、そして辞めていくんでしょうね。
 
 

 たぶん今いるベテラン勢が今の採用試験受けると3分の2は落ちますよ。
 一回受けてみたら。
 授業評価で「10分とか見て採点されても困るよね〜。そんなんでわかるわけない」とかベテランの先生おっしゃってましたが、採用試験は2次、模擬授業5分です。
 知らないだろうなあ〜。

 ちなみにここへたどりついた講師の方に書いておくと、心すり減らして薄給で働くなら、ロー〇ンとかで働くか、大阪府の教師になるため、なら、クレーマーの多い仕事を探して対処する練習をするか、の方が、いいかもしれませんよ。
 本採用されたときに給与が上乗せになるのを期待するなら続けたらいいですが、自治体が変わったときに経験年数のカウントの仕方が変わるので、大阪府の非常勤を無理にやるのはおすすめしません。
 たとえば東京都なら、非常勤講師でも、一般企業のアルバイトでも、1年は0.5年の号級計算です。一緒でしょ。
 裏を返せば授業経験や学校現場にいたことは教師として採用されるとき、全然評価の対象にならないってことですよ。
 でも一般企業の正社員は1年での号級計算じゃなかったかな(違ったらごめんなさい)。
 

 とにかく安い。
 こういうこと書くとまた、底辺校の校長先生たちが、講師探すのにたいへんになるんだけど。
posted by きよら at 00:00| 橋下徹政界引退記念

2011年11月30日

大阪の私立高校無償化について

 大阪の私立高校は今年度から無償化されている。
 誰が発案したのか知らないけど、言い出したのは橋下氏。
 競争力を増して、公立学校の先生に発奮させようということらしい。
 が、これは私が今いる自治体の先生にも、大阪の先生にきいても、「私立を無償化って馬鹿じゃないの?」というようなことしか言われない。
 それから、「私立の方が設備がいいんだから、みんな私立に行くに決まってるじゃん。」とも。

 実際、私立はどれぐらい公立と比べて有利なのか。
 私もトータルで約6年、私立にいたことがあるので、一応並べてみよう。
 まず施設面。
 校舎が新しくて綺麗。
 空調にいちいち「使っていい期間」が設けられていない。
 駅から近い(遠い場合は学校専用バスが出ている)。
 こんな感じ?

 これだけでも大きいよね。うちの母校が今年私学無償化を受けて定員割れした原因って(底辺校じゃありませんよ。中堅中〜上位から下位に落ちたけど)、たぶん終点駅で駅から歩いて20分のせいだと思う。
 
 運営状態の利点。
 長期休暇のたびに講習がある。
 授業の後に補習がある。
 社会科で、教科書を買わせ時間割に教科名は入ってるけど、実質必修教科をやらず嘘の申請をして受験科目に専念してもばれてない。
 高校三年生で検定教科書を使って授業をやらず、入試問題ばっかりやっても誰にも怒られない。
 うるさく授業妨害する生徒がいたら罵倒しても、呼び出して怒っても、「教育委員会に…」といえる生徒がいない。 
 成績一覧を名前を明らかにして貼りだして、競争心をあおっても「個人情報が…」と言われない。
 グランドが狭いけど体育祭は空調つきの大阪城ホールとか借りてやる。
 有名私立と提携してほぼ無試験で進学できるチャンスも。
 
 ・・・いいねえ! こんなに良かったっけ?
 
 あと、コート、靴、鞄が既に高価なもので指定されているので、生徒間に差が生じないとか?
 
 教師にとってもいいんだけどね。
 基本給1.5倍じゃん。
 できる先生は逃がさないために契約更改で高くされるし。
 長期休暇中の講習・放課後補習は別料金でしょ。
 進学率がそれなりに良かったら3月に寸志が出る。(寸志は上の学校ではしょっちゅう出てる)。
 保護者からの贈り物や賄賂は別に受け取っても怒られない。2万円のワイシャツ券とか商品券とか。(単位を金で買えると言われている学校もあるらしいし。)
 担任とかしたら、いちいち手当てが出る。 

 …いいねえ! こんなに良かったっけ?

 ただ、とてつもなくこき使う学校もあって、割にあってないと感じることもある。

 目に見えて違う。
 それなのに、競争させるのはおかしくないだろうか。
 ただなら私だって私学に行くよ。修学旅行だって海外だし。
 やはり競争させるなら、同じ土俵にしないと。
 生徒を呼び込むだけの魅力ある学校にと言いたいなら、それだけ金かけなきゃ。
 駅から遠い学校は送迎バスを出すとか、空調は寒くなったら暑くなったらつけるとか、雨漏りしている校舎は立て直すとか。せめて、校内のセメントはぼこぼこがないように敷きなおすとかさ。
 成績別クラスに編成しなおすとか。
 どんな手を使っても授業妨害する生徒は黙らせていいとか、先生たちが講習するたびに金を出すとかさ。
 そんな金も満足に出さない、どころか、下げるんだったら、力のある先生はお誘いがあれば私立なり予備校なりに行くよ。
 嫌なら辞めろって言ったのは橋下氏自身だし。
 そんなやっすいところで頑張る利点は何やねん。
 いつ飛ばされるかわからん、4年、下手したら1年でとばされる、慣れたと思ったらすぐどっかいかんならんかもしれん、給料は安い、なんでこんなんやるのって仕事が多い、土日と放課後は部活に全部とられてすごい薄給(日給2000円ぐらいでしょ?)なのに定時前に帰るには有給を消費しないといけない。
 お誘いがあればすぐ辞めるわ。
 給料ええとこに変わるやろ。
 結果として安い給料がいやで変わって、優秀な先生が出て行き、さらに不利な条件になって、私学と競争力をとかなんとかって−−なんか矛盾してない?
 気のせい?
 ただでさえ外の条件も悪いのに、自分で中の条件を悪くしておいて、「おい、働けよ! 成績だせよ!」
 
 いじめちゃうん。
 そんで、学校の送迎バスも出せへんのに、大阪基本条例では3年連続定員割れを起こしたら、統廃合の対象にするとか言うてるんでしょ?
 わけがわからない。

 実は現実問題私学の方でも、実際見込んだ数よりかなりの併願者の戻りがあり、あるだけの教室には入りきれず、定員をはるかに超えて入れているため、目が行き届かず混乱を起こしてるとか。
 これは公立にもいえて、来年の生徒の数がぎりぎりまで読めないことになり、数を見誤って教員があぶれたり、講師の確保が難しくなる現実が待っていたりする。 
 他にも、私立は有料であることでセレブの子女の入学を見越し、学校の品性を保つことをウリにしているところもあるのに、それが保てないとか。
 
 たぶんオチは、橋下氏に進言したその人が、子供が高校生になるぐらいの年の人で、自分の子供を私立に行かせたいから理屈をつけてこんな案を出したん違うかと思うけど、そんな誰がみても明らかなことを客観的な判断もでけへんほど、橋下という人は腐ってしまったのだろうか。
 
 ただ、最後に一つフォローしておくと、公立のよいところはその「自由な気風」で、それは他を差し置いても尊重できる価値がある。学校それぞれに歴史と校風があり、金が安いだけで選ばれているわけではない。教師にしても、どんな進学校でも「いかに仕事の手を抜くか」の相談なんてしていない。
 その良ささえも見失い、最近はひどく混乱しているような気配が感じられて仕方がない。
posted by きよら at 22:44| 橋下徹政界引退記念